カカポと方丈記と私①

2021.05.22渡辺羅須
カカポと方丈記と私①

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」
方丈記の冒頭のこの文章はあまりにも有名ですね。でも個人的には最後の段落がとても好きです。少し長いので、文章は割愛しますが要約すると、散々執着してはいけないと説いていたけど、小屋で長く暮らしている。この生活を気に入っている。これは執着なんじゃないか。
この文章で方丈記が単なる偉い人が書いた文章ではなく、自己矛盾に気がついているけど、答えが出ていないという人間味を感じるわけです。彼が同級生だったら是非仲良くしておきたい堅物だけど愛されキャラ、と勝手に妄想しながら文章を読んでいました。

さて、文章の素晴らしさや内容の素晴らしさは言わずもがなですし、コロナ禍の今はまさに冒頭の文章のような事が大事だなと思いますが、今日はその中で出てくる方丈庵についてです。
約3メートル四方の小さな家を自分で作り、日野山で暮らしていた事で知られています。
方丈庵、実は移動できるんです!DIYで作っているので、小屋を解体して別の場所で組み
てるという事をしていたそうです。
なんて興味深い!
よしやってみよう!!(勢い)
カカポで!!!(強引)
しかもドイツで!!!!(もう好きにして)

という事で、カカポのドイツでの方丈記企画が始まりました。今日は方丈記の文章に触れ
ただけにしておきますので、まずは動画を見てください!

次回は実践した感想などを書いていきます。よろしくお願いしまーす!

渡辺羅須
1993年、東京都生まれ。好きな食べ物は納豆。好きな動物は猫。スポーツは大体好き。小学校~高校まではバスケをしてた。マイブームは建築。口内炎ができやすいのが悩み。