家の中の家について

2021.11.18cacapo編集部
家の中の家について
「家の中の家 カカポ」という商品名ですが、今日はこの由来、「家の中の家」について考えた事について書きたいと思います。

家の中の家 ① : 家の中の家
文字通り家を作る事ができる事!自分の家の中に小さな家を作れるキットもあるので、その事を意味しています。

家の中の家 ② : 「好きなものとしての家」
「家」には複数の意味があります。従来の住むための建物としての「家」、精神的な支柱を表す意味での「家」、家族の単位としての「家」など様々な使われ方がありますが、私が注目したのは以下の2つです。
・専門性を表現する上での「家」( 例 : 漫画家、写真家 )
・趣向の強い人・もしくはそういう状態にある人の総称としての「家」( 例 : 愛妻家、情熱家など )
私は「家」という言葉がその人のキャラクターや専門性を表現するために使われているところが好きです。どんな事でも良いので夢中になれる事があると人は豊かになると思っています。そのような人の一助になれれば嬉しいという意味を込めて名前に「家」を使っています。

家の中の家 ③ : 安心感 = 家
安心感は必要です。ミスが減ったり、余裕ができる事で人間関係がうまくいったりと良い事づくめです。この感覚は身体的な感覚に依存している部分があると思っています。家に帰ってくると安心感からドッと疲れが出た経験がある人は多いと思います。
心理的に安心できる場所があるだけで、人は豊かになれると思っています。豊かに生きるには安心感のある家が私達には必要です。
一方でテレワークになり、家なのに緊張しているのか安心しているのかよく分からない状態の事も増えました。動いていないのに疲れる、頭痛が酷い、同居人とうまくいかないなど影響は人それぞれですが、これは家が安心する場所になっていない事を意味していると考えました。

この問題はテレワークだから起きているのではなく、家の中に「空間のメリハリ」がないから起こっていると考えました。空間のメリハリとは天井が低いところ/高いところ、素材が違うところ、明るさが違う場所など、家の中に様々な要素がある事で気分が変わる = メリハリが出てきます。私はカカポが安心感が与えるわけでなく( もちろんそう願っていますが )、空間にメリハリができる事のメリットのほうが大きいと思っています。

家の中に家を作る事で安心するのではなく、家の中にメリハリを付ける事で安心する場所を作る

という意味です。「家」は狭い広い、低い高い関係なく、安心感を与える空間である事が認識されています。安心する場所を家の中に作るには家の中にメリハリをつける、そのためにカカポが活躍して欲しいという意味です。

と、まだまだたくさんあるんですが、長くなってしまったので今日はここまでにしたいと思います。以上、「家の中の家」という言葉について考えた事でした。

cacapo編集部
「家の中の家 カカポ」の企画部による、空間を遊ぶウェブマガジン「CACAPO」の編集部。少人数精鋭。ダンボールと紙管の山に囲まれて日々仕事に励む。年齢はフットワークで決まるがモットー(なのか?)。