カカポでやってみた 第3回
〜三年寝太郎の巻〜

2019.02.09cacapo編集部

それはさむ〜い風の吹く、冬のある日のことじゃった。
三年寝太郎ことスタッフのひとりは、やっとタプタプとした眠りから覚めて、チャリチャリと通勤し、ゴソゴソと事務所で作業を始めたところじゃった。

いや三年というのはかなり盛ったかもしれん。
さすがにそんなには寝ておらん。
じゃが、眠っても眠っても、冬の朝のオフトン様は起きようとする者の首根っこをつかんで、暖かいねぐらに引き戻すのじゃ。

おそろしやおそろしや。

それはさておき。
今日は何としてもカカポの新企画を考えねばならん。

じゃが事務所の中は、カカポの部材やワークショップで使ったものや工具や何やらが山積して、せせこましくてかなわん。

「これでは仕事にならん!」
寝太郎はむっくり立ち上がり、のっそりのっそり山に登り巨大な岩を転がして…

いや違った。
のっそりのっそり紙管とジョイントを繋ぎ、壁に沿って巨大な棚を組み上げた。

おかげで部材はだいぶ片付き、寝太郎の仕事はたんとはかがいったと。
とっぴんぱらりのぷう

cacapo編集部
「家の中の家 カカポ」の企画部による、空間を遊ぶウェブマガジン「CACAPO」の編集部。少人数精鋭。ダンボールと紙管の山に囲まれて日々仕事に励む。年齢はフットワークで決まるがモットー(なのか?)。