現代のサッカーは、柔軟性が求められる。
あらゆる戦術があり、それに合わせて選手を配置する。
攻撃の時と、守りの時でフォーメーションが変化することもよくある。
それは私たちの仕事場でも同じだ。
事務所のサイズのわりに物が多く、何かするときは常に工夫が求められる。
今日は、会議の時の机と、普段1人で使う時の机を作る。
しかし、2つを置くスペースはない。
では、1つの机を変化させながら使うことはできないだろうか。
あ、できる。
頭の中でシミュレーションしてすぐに作り始めた。
1人用の机はすぐできた。
シンプルで、サイズもちょうど良くて快適。
しかし、私にはミッションがもう1つあった。
現代サッカーで良くある可変フォーメーションだが、ボールを奪った後、両サイドバックが高い位置を取り、その穴を補うために、センターバックが少し開く。真ん中にできたスペースを中盤の選手が降りてきて埋める。後ろに重きを置いたフォーメーションから、両サイドを広く使う攻撃的なフォーメーションへと変化させる。
私が作った机が攻撃的かどうかはさておき、サイドを開かせることにより、
机は広く感じ、複数人が座れるようになった。
サッカーは人生の教科書だ。
我々の試行錯誤はつづく。