カカポル用語の基礎知識
第1回 「ヒューマンスケールとカカポ」

2019.05.10cacapo編集部
カカポル用語の基礎知識  第1回「ヒューマンスケールとカカポ」
こんにちはー!今日もカカポってますかー?
ん?今さらだけど、カカポルって何?
カカポルと何かいいわけ?
カカポルんじゃなくてカカッポル方が楽しそうだわさ。
だいたいカカポルってちょっと何言っているかわかんないシー。

という方のためについに創刊!!

カカポ編集部渾身の企画―カカポル用語の基礎知識ぃぃ〜

てなわけで第1回の今回は「ヒューマンスケールとカカポ」
ヒューマンスケールとは、デジタル大辞泉によれば…

物の持ちやすさ、道具の使いやすさ、住宅の住みやすさなど、その物自体の大きさや人と空間との関係を、人間の身体や体の一部分の大きさを尺度にして考えること。人間の感覚や動きに適合した、適切な空間の規模や物の大きさのこと。身体尺度。

ってぇことらしいです。今回はこれをカカポってみますのでしばしお付き合いを。

カカポを使って自分の空間(家や職場)に合うものを作ろうと思った時に、まず家の中の長さを測りますよね。
測ってみるといつも疑問に思います。
どうして1mとか2mとかのすっきりした数字でおさまらないんだろう?

畳の大きさは関東の場合、約1757.4 mm×878.7mm。
っていやいや、そんなら1800mm×900mmでいいじゃん。
なんなら2000mm×1000mmでいいじゃん。
そうすりゃ2mx1mだもんね、スッキリ!

ところが世の中そう甘くはないわけで、やはり畳は約1757.4 mm×878.7mmです。
さらに、木造の建物の柱と柱の間の距離を測ると、909mmだったりします。
扉とか、障子とか、押入れの1枚の幅もそうですね。

その昔、長さを測る時に使っていたのは人の体でした。その人の身体自体が定規だったわけです。
日本や東アジアには「寸」「尺」「間」などの単位がありますが、
(この起源には諸説あるのでその話はまた今度)
人の体を使ったという事は、作る人によって使用する定規が違っていたという事ですね。
たとえば身長2mの人が作る6尺の玄関と、1.5mの人が作る6尺の玄関では、大きさが違っていたわけです。

そもそも家や家具を作ろうと思った時には、自分の体に合った物であればいいので、相対的な長さの単位なんて関係ないと言ってしまってもいい。
後世、寸法は統一されて、1寸は何センチと決まりましたが、使う人のことを考えると、体に合わせて家具のスケールを決めることの方が理にかなっています。
扉は6尺、柱のスパンや押入れの奥行きは3尺としても、できたものの寸法は、職人によって違っていたわけで、それは別の角度から見ると、人が快適だと感じる寸法の感覚を知っていた、ということではないでしょうか。

今の私たちは、お店に売っている机のスケールに自分の身体を合わせて使っていますが、その逆の考え方もありだ、と思うのです。

ということで、そこのカカポっているあなた!
机を作ろうと思ったら、机の高さは何センチ?と調べるのではなく、自分が使いやすい高さや大きさのスケールを測ってみて、そのマイヒューマンスケールで作ってみる、というのが、快適カカポル生活への道、かもしれません。

本日のカカポル用語の基礎知識は、ここまで!

cacapo編集部
「家の中の家 カカポ」の企画部による、空間を遊ぶウェブマガジン「CACAPO」の編集部。少人数精鋭。ダンボールと紙管の山に囲まれて日々仕事に励む。年齢はフットワークで決まるがモットー(なのか?)。