さて、コロナ禍の影響で急速に広まるオンラインの需要。
食わず嫌いだったものも、慣れるとうまい!てなわけで、今やオンライン授業やリモート会議、さらにリモート飲み会までも、ふつーにやるものになりました。なかった頃は想像できないわー、という方も多いと思います。
しかし!!同時に問題点も。
オンライン授業の場合、一番の問題は、受講者の作業が見えづらいということ、つまりインタラクティブな作業が難しいという部分にあると思います。
特に、画面の向こう側が子どもの場合は、子どもがやった事や作ったものに対する、こちら側のリアクションを伝えるのが難しく、アウトプット系の演習(音楽、絵画や造形、ものづくりなどの授業)は、しづらい状況になっています。
もちろん家族の方のご協力があれば、その辺はだいぶクリアできるのですが、ただでさえ大変な状況なのに、これ以上の手間を増やしたくない、せめて子どもが授業を受けている間くらいは、リラックスタイムとしていただければ、という思いもあります。
そこで!!お待たせしました。
お待たせし過ぎたかもしれません。(ゴドーじゃないんだから。)
いよいよカカポの登場です!
カカポの教育セット(TypeE )は、ものづくりや図形の演習にはもってこいの素材なのですが、
これがオンラインでも有効!ということが、わかったのです!!
Stay Home中の子どもたちに、オンラインで授業を行いました。
人数は4人(5才が3人、8才が1人)で、全員カカポのtypeEを1つずつ持っています。
さて、ここからは実況中継です。
授業を始めましょう。いえーい!
まずは数を数えます。
長い筒が紙管と言いますが、いくつかの長さがあります。その種類と本数を見てみましょう。
また、緑色のこれはジョイントと言います。これも種類とその個数を確認してみてください。
いいですねー。おっと、もう数の関係に気がついてる人がいますねー
そうなんです。長い紙管の数が少なくて、短いものの数が多いですね。ジョイントはどうやら、足が5本あるものー5本足が多そうですね。
入っているものを確認したら、次に、一緒にこの形を作ってみましょう。
使うのは一番短い紙管と5本足のジョイントです。まずは使う数を数えて、用意してみましょう。おおお、いいですね。すでにほとんどできている人もいますねー。
・・・思ったより早いなー。これで全員できましたね。
では、次はもう少し難しいものに挑戦しましょう。
今回は一番長い紙管を使います。
だた、よく画像を観察してください。見えない部分がありますね?
そこは想像をして作ってみてください。
・・・おお、分かってるー。
わからない時は、少し長めの紙管と短い紙管を組み合わせて、一番長い紙管と同じ長さになるものを、試しながら作ってみましょう。
・・・そう!素晴らしい!!みんなできましたね!
では今日最後の問題です。これができたら天才です!
この形を作ってください!ノーヒントでいきましょう。
画像をよくみて、ひとつひとつ作っていきましょう。やっぱり見えない部分があるので、そこは想像してみましょう。
・・・・・・
(結果、全員は完成せず。)
では、今日はここまでにします。最後の形をもう一度作りたい人は、こちらの動画で一緒に作っていきましょう!
反省点はもちろんたくさんあるし、オンラインでの限界もあるのですが、それでも、子どもたちが何を作ろうとしているかが見え、かつ、迷ったりわからなくなっている部分も見える、
こちら側にとっても、面白い授業体験でした!
次回は、第二回の模様をお届けします。
今日はここまで。