建築あそびワークショップは大にぎわい!! 〜後編〜

2021.04.17cacapo編集部
建築あそびワークショップは大にぎわい!! 〜後編〜
おお、月日の経つのはなんと早い。もう4月も半ば過ぎ、ふと「4月の魚」(1986)という映画が昔あったことを思い出します。大林宣彦監督、高橋幸宏(!)主演、音楽はもちろん高橋幸宏ですね。


「4月の魚ーPoison D’avril(ポワソン・ダブリル)」はフランス語でエイプリルフールのこと。
なぜ魚なのかって諸説あるようですが(調べてみてね)、「4月のばかーApril Fool」よりはなんとなくオシャレな響き♡

さてさて、建築ワークショップの続きです。

自分の身長より高い建物を作り始めた子どもたち。
部材を組み合わせて、四角を作ると形が安定するけど、三角はもっと安定する、と実感できたようです。
三角形は建築ではとても重要な形。ほとんどの建築には三角形が使われているんだそう。


東京タワー。三角が使われてるのがよくわかりますね!


こっちはエッフェル塔。三角いっぱい!!

そして身長より高い建物が、どんどんできてきました!

バリエーションさまざま。。。 いろんな発想があるんですねー
各グループにTypeEをひと箱ずつのなので、部材の数はそれぞれのグループで同じです。
ここにこの長さのものが欲しい、と思っても、部材が足りなくてできないこともあります。
イメージと現実をすり合わせて、できることは何かと考えながら作っているんですね!すごい!

また各グループ2人以上で作るので、個々のイメージを、子どもたち同士でコミュニケーションしながら共有していきます。
そこには言葉は、あったりなかったり。見ていると、言葉なしでイメージを共有していることもあって、ハッとします。


スタッフは、子どもたちがどうしたいのかを聞きながら、それにはこうしてみたら?とアドバイスしています。大人の考えを押し付けない、っていうか子どもたちの発想の方が斬新だったりするのだ!

さあ、いよいよクライマックス!!
「それぞれ作ったものを、ひとつにつなげてみましょう!!」

えー、どういうこと〜
つなげるって思ってなかったから、みんなちょっと戸惑ってる。
でも、近づけて合体!すると。。。おおっ別の形が見えてくる。
5体のタワーがダイナミックなひとつの建築になってきた!

「では最後に、ここに街を作っていきましょう!
街には、どんなものがあるかな?」

「ビル!」
「本屋さん!」
「銀行!」
「歩道橋!」「コンビニ!」「船!」

「おー、いいねえ。建物の種類だけじゃなくて他にも何かあるかな?ちょっと映像も見てみましょう。」

いくつか映像を見てみます。
「ここを見てみましょう。この建物と建物をつなぐには道がありますね。ここには川が流れてますね。川を渡る橋もかかっています。」
「これはニューヨークっていう街の写真です。みんながこの街を歩いているみたいに、この街を作ってみましょう!」

いろんな色の布も出てきました。
みんな建物の中に入ったり、周りを歩いたりしながら、街の中を想像しています。

お、川もできてきた!

いろんな色が入ってきて、街の色が出てきます。

「はーい、ではここまでにして、みんなが作ったものの中を、一周歩いてみましょう!」

すっかり探検!みんなで一周!
「では今日はこれで終わりですが、何が一番楽しかった?」

「これ(タワー)作ったのが楽しかった!」
「おうち!」
「組み立てる時!」
「みんなで力を合わせるのが楽しかった!」
「考えるのが楽しかった!」

「みんな、ありがとう!また参加してね!じゃシャキッとして。ありがとうございました!!」

楽しかったね!ありがとうございました!

cacapo編集部
「家の中の家 カカポ」の企画部による、空間を遊ぶウェブマガジン「CACAPO」の編集部。少人数精鋭。ダンボールと紙管の山に囲まれて日々仕事に励む。年齢はフットワークで決まるがモットー(なのか?)。