見たことのない”まち”をつくろう! ~ 実際の様子 ~

2022.06.25cacapo編集部
見たことのない"まち"をつくろう! ~ 実際の様子 ~

前回までは子どものワークショップはどんなに想定しても想定以上の事態が起こる事が多かったです。でも今回は想定以上を上回る結果でした。

「空を飛びながら移動するんだ」( タケコプターでまちを移動するイメージ? )
「この”まち”には建築はいらない!」( 建築で”まち”を作ろうという話に対する答え )
「サンプラザを作るんだ!」 ( おそらく中野にあるもの )
などなど次々と想定したこと以上のアイディアが出てきました。一方で、いわゆる堅実な建築作り
を目指す子どもたちもいて、それら作品を合わせる事で現実世界ではなかなか見ることができな
い空間になっていきました。

加えて、その過程は多様性に溢れているように感じました。
誰も他の人の考えを否定せず、誰からも否定されず、突拍子もないアイディアも、堅実なアイディアも、フワフワとしていた構造も重量感の溢れる構造も、バラバラのコンセプトの全てがひとつの空間になっていく過程は圧巻であり、壮観でした。

今回のワークショップのポイントは、終わった後に”まち”を見る目が変わる事だと思います。私自身も帰り道では見え方が変わっていました。”まち”の中の建築だけではなく、街灯、門、駐車場など、いつも通っている道が別の道のように新鮮に見えると感じました。参加者の皆さんも帰り道で少しでも”まち”が変わって見えたら、今回のワークショップは大成功です。

参加して頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
また感想など頂ければとても嬉しいです!
今日はここまで。

cacapo編集部
「家の中の家 カカポ」の企画部による、空間を遊ぶウェブマガジン「CACAPO」の編集部。少人数精鋭。ダンボールと紙管の山に囲まれて日々仕事に励む。年齢はフットワークで決まるがモットー(なのか?)。