気にしてミル第5回
「クリスマスマーケット in ヨーロッパ〜ヘルシンキ編〜前編」

2020.02.21渡辺羅須
冬のヨーロッパといば「クリスマスマーケット」!
(もうクリスマスから2ヶ月以上が経ちますが、ご容赦を!!)

各マーケットでさまざまな趣向を凝らしています。
何箇所か回ったのでそれぞれのマーケットについて書こうと思います。

まずはフィンランド。
首都ヘルシンキの中心部、元老院広場で開催される聖トーマス・クリスマスマーケット。
ヘルシンキで最大、最古のクリスマスマーケットだそうです。
サンタの国ではどんなクリスマスマーケットが行われているのでしょうか?ワクワク。

結果から言えばちょっと拍子抜けしました(笑)。

ちなみに普段の様子はこんな感じ。

正面にそびえるのはヘルシンキ大聖堂、19世紀に建てられた教会です。
ここは観光名所として有名で、大きな階段には毎日多くの観光客が座ったりしています。建物の魅力もさることながら、広場としても非常に気持ちが良いです。

クリスマスマーケットの準備中の様子はこんな感じ。

少しずつ小屋が置かれ始めていました。現地の人曰く、12月になると少しずつソワソワしてくるそうです。そう言われるとこっちまでソワソワしてきますね。

そして、実際の様子はこちら!




小さな家はショップとして使われ、準備中には見られなかったメリーゴーランドやベンチなども置いてあり賑やかでした。ショップの中で売っているのはハンドメイドの小物からサーモン、ろうそくなどの日用品などさまざまです。

ただ、僕はあまり面白くはなかったというのが正直なところ。賑わってはいるのですが、楽しみ方がいまいち分からない、ってか、ひとりで行くところじゃないのかも(ですよねー)。家族とか恋人とか友人たちと一緒なら、また全然違う楽しさがあったと思います。
思い出作りでホットワインだけ飲みましたが(これは極上!!)、もう一回行きたいかと言われれば、たぶん行きません(ひとりでは)。こんなものか、ふんっ、どうせひとりだぜ…と急に寂しさを覚えながら、早々と後にしました。

さて、フィンランドにはデザイン系のクリスマスマーケットがあります。(正確にはクリスマスマーケットではないのかもしれませんが、クリスマスの時期に行われるイベントなのでそう呼んでしまいます。)

まずは言わずと知れた有名建築「キアズマ」の中で行われたデザイン系のクリスマスマーケット。
キアズマとは、ヘルシンキ現代美術館で、アメリカの建築家、スティーブン・ホールの設計で有名です。

このマーケットでは、手作りの物を売っているショップと、商品を仕入れて売っているショップがありました。特徴としては、若い年齢層の作品が多かったこと。洗練された感じはしないのですが、荒削りだけどもセンスがいい、という感じの作品が展示されており、思わず欲しくなる物が多かったです。
また店々でのコミュニケーションが多くて賑やか!!若い人たちが多いせいもあると思いますが、お店とお客さんがたくさん会話をし、値段の交渉や素材について盛んにコミュニケーションが行われていました。シャイと言われるフィンランド人ですが、全然そんな事ないじゃん!と感じました。



他にも、いろいろと思うところ、考察する部分があったのですが、それは次回の、別のデザイン市に行った時の事と合わせてお話しますね!

今日はここまで。

渡辺羅須
1993年、東京都生まれ。好きな食べ物は納豆。好きな動物は猫。スポーツは大体好き。小学校~高校まではバスケをしてた。マイブームは建築。口内炎ができやすいのが悩み。