カカポの武者修行
「一般家庭でtypeEを使っていただきました。Part2」

2020.06.13渡辺羅須
カカポの武者修行「一般家庭でtypeEを使っていただきました。Part2」
世界中で、いろいろな形で緊急事態宣言が解除されはじめました。国や地域の事情によって、いくつかの段階もあるようですが、ドイツでも外に出る人が増えてきました。

「長い冬が終わって春が来て、やっと空の晴れ間が見えたのに、外に出られないのは本当に苦しかったよ。」と言ったイタリア系ドイツ人の友人の顔が忘れられません。長く晴れ間も少ないドイツの冬を過ごした後の自粛生活は、日本の場合と少し状況が違うのかもしれません。確かに、こちらにいると晴れ間が見えるだけでうれしくなります。日本にいる時には、なかった感覚かもしれません。

さて、緊急事態が緩和されたとはいえ、まだ家にいる時間は非常に長く、こどもたちは何かをしたくてうずうずしています。

そんな時にはカカポ typeE!!

という事で、「一般家庭でtypeEを使ったいただきました。」第二弾!です。
今回もドイツの一般家庭にtypeEをお渡しして、メールのやり取りで様子をお聞きしました。

最初に送られてきたのはこの写真。


おおお???いきなりのクオリティ!!
ただ形を作るだけでなく、自分がぴったり入れるサイズを作っている、という辺りが驚きのセンス。。。しかもドアっぽいものもついてる!


屋根のように布団をかけて、家っぽくなってきた。この屋根の厚みと角度から茅葺き屋根を連想してしまう。

ところで、茅葺きの屋根の建築は日本だけでなくドイツにもありますし、他のヨーロッパの国々にもあります。その良さが見直されては来ていますが、手間がかかることから数は減っているようです。中には茅葺きの名残の屋根勾配だけ残っているものもあり、面白いです。


「実験器セグナス 液体の跳ね方を調べる装置」とコメントが!

なんだと・・・勘弁してくれ、どれだけ博識なんだ。。。
どうやら宇宙に興味があるらしい。すでにおとなより宇宙に詳しい知識量って。。。彼の将来が楽しみである。




骨組みを作って、布で面を作って、中で生活している。知識だけでなく、設計するセンスもある。才能の塊だ。怖いくらいの。彼の前で宇宙の話をしたら、それは違うよと直されそうだ。でもそれはそれで、なんだかうれしい。


まだまだ作る。しかも寝袋敷いて寝てる。。。ここで一晩過ごしたのかなあ。一緒にいたかったなあ。あかりも入れてるし、片側の壁が斜めに並んでるところのディティールなんて、お見事!あっぱれだ。きみに使ってもらって、カカポも本望だぜっ。


さらに、家の近くにある観光名所のタワーと橋を作ってくれた。
蝶番のジョイントの使い方からセンスが溢れ出ている。思ってもみなかった形だ。
先日のロケット(2020年5月21日の宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機)の打ち上げも、リアルタイムで見ていたとのこと。さすが!

本当に将来楽しみだー!!!
今日はここまで!!

渡辺羅須
1993年、東京都生まれ。好きな食べ物は納豆。好きな動物は猫。スポーツは大体好き。小学校~高校まではバスケをしてた。マイブームは建築。口内炎ができやすいのが悩み。